ハイウエスト
ハイウエストとは、ハイ・ウエストラインの略語。ジャスト・ウエストよりも高い位置にあるものをさす。

ハイウエストは、本来のウエストラインよりも高い位置のこと。ハイウエスト・スカートは、ハイウエストにウエストラインがあるスカートをいう。英語で正しくいうと、ハイ・ウエストライン・スカート。西洋服飾史を紐解くと、1789年のフランス革命後、女性ファッションはコルセットやペティコートの束縛から開放され、シンプルになった。ローブ・アン・シューミーズという、柔かな薄い布地で作った、ハイウエストのシュミーズ風ガウン(ドレス)が流行った。そして19世紀初期には、さらに洗練されたエンパイア・ドレス(ハイウエストで切り替え。スカートは直線的なシルエット)が登場した。


ハイブランド
ハイブランドとは、数あるブランドの中でも特にハイクラスのもの。カジュアル化したブランドと一線を画す。

ハイブランドは、ファッション性が高く。上流の顧客のためのブランド。「ブランド」という言葉が一人歩きし始めた昨今、その歴史や品質、価格などさまざまなブランドが登場してきた。「ハイブランド」とは、ファッション性はもちろん、素材や工程にまでこだわった、世界に誇るブランドを、他のブランドと区別してこう呼ぶようになった。もちろん、製品の価格も、それなりのものがあり、「限られた人」のみが、その魅力を手にすることができる。つまり、ハイブランドの製品を持っていることが、ひとつのステイタスのようになってきている。


ハマトラ
ハマトラとは、横浜のトラディショナル・ファッション。1970年代後半、女性誌が火付け役となり、すぐ全国へ広がっていった。

ハマトラは、横浜の名門女子大をイメージしたファッションスタイル。そのルーツは、1975年頃に生まれたニュートラファッションにある。これはニュートラディショナルの意味で、清潔感のあるコーディネートでブランド品を楽しむ神戸の女子大生やOLをイメージしたもの。カジュアルファッションの新しい形として定着した。その4,5年後、同じ港町・横浜で生まれたハマトラは、ポロシャツやベスト、カーディガンを、巻きスカートやぺったんこ靴と合わせるのが基本。これらのアイテムとバッグは、どれも全て横浜の老舗のオリジナル商品で揃えるのが正統派で、三種の神器といわれた。以後、流行に左右されないスタイルとして定着している。


ハリスツイード
ハリスツイードとは、イギリスのスコットランド北西に位置するハリス島で作られるツイードのこと。

ハリスツイードは、生産地であるハリス島から由来したツイードの名前。羊毛の選別で生じる粗毛で「ケンプ」と呼ばれる死毛を用いた織り目の荒い肉厚のツイードである。白髪のような差毛(さしげ)が混じった野趣にとむ厚手の手紡ぎ、手織り。手触りも粗く、ざっくりした感じが魅力的なツイードだ。綾織、杉織、格子織といった半幅物が中心。男女ともにジャケットやコートに使われ、女性向きのスーツにも人気が高い。エレガンスとカジュアルといった相反する要素が共存するユーロスタイルの利かせ技となる素材といえる。死毛である「ケンプ」を活用する姿勢に好感が持たれている。


ハンチング
ハンチングとは、イギリスの上流階級の男性が狩猟用にかぶったのが始まり。狩猟、つまりハンティング時にかぶる帽子のこと。

ハンチングは、前ヒサシが付いて、クラウンは平らな帽子のこと。布や革で作られ、6枚はぎ、8枚はぎ、一枚仕立の一枚天井もある。狩猟用を起源にしている帽子だが、だんだん散歩やゴルフなど使用範囲が広がって、普及した。日本に取り入れられたのは、明治になってからのことで「鳥打帽(とりうちぼう)」と呼ばれ、長年親しまれている。キャスケットはほぼ同義で、このハンチング帽を原型にしてフランスで作られた婦人帽が「キャスケット」で、同義のものがフランス語で呼ばれると、本来の意味では婦人帽をさすのだが、今では、とくに呼び分けていない。


バーキン
バーキンとは、1984年に女優ジェーン・バーキンのために作られたバッグが商品化されたものである。

バーキンは、女優のジェーン・バーキンが小さめの旅行用バッグをオリジナルで欲しいと、自らオーダーメイドで依頼したことがきっかけで誕生したスタイルである。そのエピソードとともに、彼女自身、気に入ってよく持ち歩いたことから世間に広まることになり、ついには「バーキン」として一般商品化された。当時は、旅行用にのバッグといえば大きめのタイプが主流で「小さめ」の旅行用バッグという発想自体、新鮮なものだった。センスのいい着目から生またバッグは、エレガントでスタイリッシュさを感じさせる。近年は、ラインップが展開して、肩にかけられるショルダータイプも登場、その使いやすさから、新たな人気を呼んでいる。女性なら「いつかは欲しい」と思えるバッグの一つと言える。


バイヤー
バイヤーとは、商品の買い付けを担当するプロフェッショナル。会社や店舗の売り上げを左右する、流通業界の花形。

バイヤーは、販売店のコンセプトや営業方針に沿って、商品を仕入れる仕事、またはその担当者。消費者のニーズや売れ筋の正確に見極める目が問われるセンスが要求される。さらに企画力、交渉力といった、ビジネスセンスも問われる。とくにセレクトショップは、バイヤーの腕が顕著に表れ、店の売り上げと人気は、バイヤーにかかっていると言っても過言ではない。買い付け先は、国内外のメーカーに出向いたり、各種の展示会、コレクションなど。近年は、自社製品の開発も手がけるようになり、活動範囲を広げている。昔は男性が圧倒的に多い分野だったが、近年、大手デパートやスーパーマーケットでは、女性の進出がめざましい。


バギー
バギーとは、脚の部分が袋のようにふくらんだ、極端にゆとりのあるシルエットのパンツの総称。

バギーはオックスフォード・バッグスを原型として生み出された、股上が深く、ヒップから裾にかけて極端にふくらんだパンツのこと。バック=袋のように太い、といった形容からこの名称になったとされる。バギー・パンツを組み合わせただぶだぶのファッションが、バギー・ルックとして1970年代に流行したことでも知られる。バギー・パンツをアレンジして、裾を絞ってテーパード・シルエット風にしたものが「バギー・トップ」、「トップ・パンツ」、「トップ・バギー」などと呼ばれている。さらに、太さがそれほどでもないものは「セミ・バギー」と呼ばれ、区別されている。ちなみにオックスフォードとは魚子(ななこ)織の綿布のこと。


バスケット
バスケットとは、おもに柳や藤で編まれたかご類、かごバッグをさしている。

バスケットはヨーロッパが発祥の地。日本には中国を経由して入ってきた。また東南アジアでは、柳だけでなく竹・藤などの素材で編まれたものも作られるなど、現地のテイストが取り入れられたバスケットが、世界各地で作られている。たんなる、かごとしてではなく、トランク型バスケットやピクニック用バスケットなど、幅広い用途がある。夏はその涼しげな素材感が好まれて、藤や柳のバスケットバッグがタウンユースとしても定番化になりつつある。洋服のみならず、浴衣に合わせて、新鮮な着こなしを楽しむ女性も多い。


バックスキン
バックスキンとは、大鹿などの皮の銀面(表面)を削り、起毛させた皮。日本では、起毛させた革の総称にもなっている。

バックスキンは、厳密にいうと、オスの鹿の皮から作られたものをいう。メスは、ディーア・スキン。白い牡鹿革を起毛させて白チョークで仕上げたカジュアル靴を、ホワイトバックスキンシューズと呼ぶ。アメリカの名門大学の学生たちが、スポーツ観戦をする際に履いたのが始まり。のちに他の大学の学生たちが汚れたホワイトバックスを好んで履くようになり、ダーティバックスの源流となった。バックスキンは、その名前から裏出しの革と混同させることが多い。本物のバックスキンは、非常にデリケートで肌触りのよさも魅力のひとつ。似せた織物をバックスキンクロスと呼び、服飾の他、レンズ拭きにも使う。


バックストラップ
バックストラップとは、パンプスのかかと部分がストラップになっているタイプの靴のスタイル。

バックストラップは、パンプスのかかと部分のストラップ状になっているところをさす。バックストラップのパンプスは繊細でほっそりしたイメージがあるので、足首をスッキリ見せ、華奢で女性らしい足元を演出できるデザイン。靴によっては、サイズの微調整ができる器具がついていたり、ゴム状になっていて、ズレ落ちにくくなっているものもある。「歩いているうちに、ストラップがズレ落ちる」ということもあるが、対処法としては先述のゴム状タイプの他、ズレ防止のシールを貼ったりする方法がある。いずれにしても、自分の足に正しく合うサイズやデザインを見つけること。素材が柔らかすぎてもズレるという声もあるので、普通のパンプスとは違った視点で慎重に選びたい。


バックル
バックルとは、古来、戦闘の際の甲冑(かっちゅう)や靴についていた留め金のこと。19世紀頃より婦人用装飾品として普及した。

バックルはベルトの留め具として広く知られているが、もともとは、甲冑(かっちゅう)についていた実用品だった。19世紀頃から婦人たちがバックルのファッション性に目を付け、装飾として使い始め、ベルトの留め具として使われると、一気にデザイン性が高まった。形は自由自在に、素材は金属、木、合成樹脂、貝などさまざま、宝石類をはめ込んで贅沢なアクセントに使われることもある。そのインパクトある存在感は、カバンや靴、洋服の飾りとしても大小使われている。


バニティケース
バニティケースとは、四角いボックス型でファスナー開閉するタイプの化粧道具入れ。バニティバッグとも呼ばれる。

バニティケースは、化粧品を収納することを前提に作られていることが多い。そのためブラシや口紅をしまう部分まで細かく計算されているものもあり、化粧品をたくさん持ち歩く女性や、こまめに化粧直しをしたい人にとって、とても重宝されてるポーチだ。近年、スーパーモデルが私物として使っていたシーンが注目され、タウンユースにも使われるようになり、バッグとして大流行した時代もあった。最近では本来の化粧道具入れとしての役目が見直され、使用される場合が多いようである。


バロックパール
バロックパールとは、形成される段階で偶然に変形した真珠のこと。この世に二つと同じ形のものがないのが特徴。

バロックパールは変形してしまった真珠のこと。建築史や音楽史用語にも登場する「バロックbaroque」も、もともと変形真珠を表すポルトガル語 barroco に由来したものである。さかのぼること1563年、インドで出版された書籍のなかに「うまくできておらず、丸くもなく、淀み水によってできた変形真珠」と記載されているとの記録が残っている。不均等、規則外などの意味も、この書物から使われ始めたようだ。バロックパールは、真珠が形成される初期段階で、核の周りに異物が付着し、そのまま形成されて変形が生じるためであるといわれる。自然の中での偶然の結果なので、この世に二つと同じ形は存在せず、画一的な真珠とは違う趣がある。


バングル
バングルとは、本来は金、銀、ガラスなどで作られた飾り輪、腕輪のことで、足首飾りも含まれる。

バングルは、インドやアフリカなどの婦人が用いているアクセサリーのこと、あるいはブレスレットやネックレスについたタレ飾りのこと。本来の意味より、ブレスレットとして手首にはめる装飾品の意味が普及している。バングルブレスレットのことを、たんにバングルという場合が多く、細い環状で、まったく留め具のないブレスレットのことをいう。金や銀が主流で、シンプルに一本だけで品よく、さりげないアクセントにしたり、同じもの色違いのものを何本か重ねつけて存在感を強調したアクセサリーとしても人気が高い。オーソドックスなアイテムなので、一つは持ちたいもの。装飾性が低いので、女性ならビジネスユースにも通用しそうだ。


パーカー
パーカーとは、エスキモーがあざらしなどの毛皮で作ったフード付きの防寒着のこと。アノラックと同義語。

パーカーは防寒、防風、防雪のために作られた。エスキモーは厳しい自然環境から身体を守るため、フード付きの上着を必要としたのである。現代では一般的にフードが付いている上着の総称となった。スポーツ用ジャケットとしての意味が強いアノラックに対し、パーカーはファッション的要素を重視したタウンウエアとして用いられていることが多い。素材も多種多様で、例えばスエット素材のものをヨットパーカーと呼ぶ。前開きがジップアップタイプのもの、かぶって着用するものなどさまざま。


パール
パールとは真珠のことである。阿古屋貝のなかで人為的に作り出された粒のこと。優雅な銀白色の輝きが特長。

パールは、その美しさから貝類なのに、宝飾品と同格に扱われるほど愛されている。真珠貝からは天然物が採れるが、主流は、阿古屋貝や白蝶貝で人為的に生産するもの。乳白色、銀白色にピンクがかったものが一般的だが、ブラックパールや、紫パールも生産されており珍重される。ブラックパールと、一般的なホワイトパールは、喪服の際に唯一許されるアクセサリーだ。ネックレスやイヤリング、ピアス、指輪といったアクセサリーで使われるパールに「バロックパール」と呼ばれる淡水真珠があり、海産に比べると光沢が劣り、形もいびつだが、その持ち味が好まれる。変形の少ないものは「セミバロック」と呼ぶ。海産真珠に含まれるカルシウム目当てに食用にされることもあるという多才な存在である。


パイソン
パイソンとはニシキヘビの英語名である。転じて、蛇柄を総称するようになった。今年の注目柄の一つ。

パイソンはニシキヘビのことで、パイソン柄とも呼ばれる。フォークロアのブーム到来の一つとして、アフリカンテイストが注目されている。その流れを受けたのが、蛇柄ということだ。しかもピンクをはじめパステルカラーとの組み合わせに早くも食指を動かす人々がいる。ミックス感、ガーリー感、いずれも今年の先端が凝縮されている。バッグや財布、ベルト、サンダルやパンプスといった小物のアクセントとして多用されている。洋服ならジャケットに型押パイソン柄のレザーを組み合わせたり、シャツ、カットソーにプリントされることもある。


パイピング
パイピングとは、布の端をバイヤステープや他の布でくるみ、装飾的に始末をすること。衿や裾、カフスのアウトラインなどに用いる。

パイピングは、裏地のない服の縫い代やほつれやすい布の裾などに使う縁取り。たまぶちとも呼ぶ。もともとは実用的な縫製技術だったものの、現在では色や素材にもこだわり、ポケット口や衿口、裾などにアクセントとして用いることが増えた。高級な衣類は、ボタンホールなどに施すこともある。切り替え線に細いコード状のものを挟み込むのも、定番の手法。バイアスでパイピングした袖口は、パイピング・カフス。独特の丸みを保つために、パイピングの中にコードを入れることもある。パイピングを使ったトリミングは、衣類だけでなく帽子や靴、バッグなどにも使われ、今後ますます活用範囲が広がりそうだ。


パイル地
パイル地とは、パイル織、あるいはパイル編でできた生地の総称。添毛織物ともいう。

パイル地は、織物の片面か、あるいは両面に毛羽や輪奈を織り出した生地のこと。縦糸、横糸のほかに、パイル(毛羽)をつくる糸を織り込むので、別名が「添毛織物」になる。このパイル糸は針金ととに織り込み製織後に針金を抜き取り、そのパイル糸の処理によって、さまざまな布地の違いが出てくる。パイル糸を規則的に輪形に浮かせて「輪奈」を作るのが、ループト・パイル、またはアンカット・パイルといいタオル地がこれにあたる。一方、パイル糸でできた輪奈を適当に切って布面に「毛羽」を起こして織り出すのを、カット・パイルと呼び、ビロード、コール天などがこれにあたる。毛羽は片面の場合がほとんどだが、両面の場合もあり、ダブル・パイルと呼ぶ。


パシュミナ
パシュミナとは、ネパール山岳地帯の山羊からとれる、細く柔らかできれいな毛のみを厳選した「繊維の宝石」である。

パシュミナは、ネパール山岳地帯のチャングラという山羊の首の内側、一番細く柔らかい毛のことをいう。肌触りがよく防寒性にもすぐれている高級毛素材といわれる。零下40度を超える極寒の地の環境が、山羊の毛のようにすぐれた温度調節機能を持つ獣毛を生み出したといえる。羊のように人間の生活環境の近くに生息している動物ではないだけに、少量しか生産できず、そのため高価なものになっている。パシュミナを利用した毛織物として日本でも多く知られるのはストール。パシュミナ100%のほか、非常にデリケートなパシュミナの縦糸にシルクを使用したシルク混のものもある。いずれにしても、繊細な生地なので、ソフトに取り扱いたい素材だ。


パターンオーダー
パターンオーダーとは、イージー・オーダー・メイドにほぼ同義。
メンズのスーツやシャツ、レディスのスーツなどで人気のシステム。

パターンオーダーは、既製服とカスタム・オーダー(オーダー・メイド)の中間的システムになる。生地選び、パターン選び、ステッチを加えたり、ポケットの形を変えたり、加工の種類を選んだりといった細部のこだわりはオプションで指定できるものが多い。パターンオーダーも、ジャストサイズで着こなすのが目的なので採寸が重要だ。今まではパターンオーダーの場合でも、ショップで採寸してから購入するの通常だったが、近頃はパソコンからオーダーする男性も増えている。一度ショップで採寸してもらったサイズを基本にする、ネット上にアップされている指示に従って自分で採寸する、あるいは着慣れたスーツのサイズを基準にオーダーする、といった具合にテクニックと頭を駆使してオーダーしている。


パタンナー
パタンナーとは、デザイナーが描いたデザイン画を具体化するために、型紙やサンプルを作る人。生地の選定なども手がける。

パタンナーは、デザインが持つ雰囲気をくみ取り、使う素材を選んだり、ファーストパターンを作成したりして、サンプルを作る。デザインを商品化するときは、個性を尊重しながらも生産フローを意識して、生地を無駄なく使い、効率よく縫製ができることを考慮した工業用パターンを提案。ボタンやファスナーといった付属品から、縫製工場の選定まで、パタンナーが担当する。仕事は幅広く、デザイナーの重要なパートナー。高度な技術とクリエイターとしてのセンス、幅広い知識が要求されるこの仕事は、アパレル産業の中でとくに重要な存在。ちなみに「パタンナー」は造語で、アメリカではパターンメーカー、イギリスではパターンカッターという。


パッチワーク
パッチワークとは、さまざまな柄布、素材、色、大きさ、形の小さい布を接ぎ合せて、1枚の大きな布にする技法。

パッチワークは、接ぎ、当て布を意味するパッチからきた言葉。決まった形の布を縫い合わせて作るピースドワークと、一定の形に切り抜いたものを地布に縫い付けて行くアップリケワークに大別される。ヨーロッパで生まれ、アメリカで発展した。ベッドカバーやクッションなどに用いることが多い。色、柄の異なる布を自由に組み合わせ、無限のパターンを創造する楽しさがある手芸だ。表布にパッチワークをしてから、裏布との間に綿などをはさんでステッチしたものは、パッチワーク・キルティングという。またパッチワークの柄をモチーフにして、あたかもパッチワークをしたかのように見せたプリント柄を、パッチワーク・プリントという。


パフスリーブ
パフスリーブとは直訳すると、ふくらんだ袖という意味。ルネッサンス時代から男女ともに親しまれた形である。

パフスリーブはキャザーやシャーリングなどで肩先や袖口をふくらました袖の総称。パフは、ふくれた、ふくらんだという意味で、通常、短い半袖をさすことが多く、日本では「ちょうちん袖」といわれる。女性のかわいらしさを強調する袖として定着し、ブラウスやシャツ、ワンピースに多用される。長袖のパフスリーブの場合は、べつにビショップ・スリーブ、メロン・スリーブなどと呼ばれる。ヨーロッパではルネッサンス時代から存在し、ファッションの誇張がもてはやされた17世紀バロック時代には、何重にもパフスリーブを連ねていたが、19世紀には原型の短いパフだけの袖にもどっていった。1930年代に、パフスリーブの大流行をへて、現在にいたる。


パリコレ
パリコレとは「パリ・コレクション」の略。年2回パリで開催される、オート・クチュールの新作発表会。

パリコレは世界中のファッションの流行をつくると言われるほど評価の高いコレクション。オート・クチュールの歴史が古く、センス、技術のレベルを誇る地、パリで開かれ、毎回、世界中から脚光を浴びる。通常約8日間の日程で、バイヤー、ファッションエディター、報道陣が大集合する。シーズンに先がけ、2月前後に春夏物を、7月前後に秋冬物を、世界中の名立たるデザイナーがこぞって新作を発表する。デザイナー自身にとってもヒノキ舞台となる。日本人デザイナーの参加も多数あり、最近では日本人モデルが海外からオファーを受けることも多い。デザイナーのなかには30年以上発表し続けている人もいる。


パレオ
パレオとは、仏語で、タヒチの女性が腰に巻く長方形の布のこと。転じて、腰巻風スカートをさす。

パレオは、身体に巻き付ける鮮やかな色の綿の布。もともとは「パレウ」というタヒチの民族衣装で、タヒチ等ポリネシアの女性が身に着けている。約90×180(cm)ほどでショールよりも大きく、色柄は多様。この布をスカートやワンピースのようにしたり、水着に巻いたりと、変幻自在に何通りにも着こなしてリゾート感覚が楽しめる。ストールやレジャーシート代わりにもなり、重宝する一品。1950年代米国でビーチファッションとして流行し、1976年の春夏コレクッションにも登場した。1990年代末には若い女性の一部で街着として取り入れられ、水着に巻かれたり、首の後ろで結わえてホルターネックのようにして着用されている。


パンクファッション
パンクファッションとは1970年末、ロンドンから巻き起こったパンク・ロック・ミュージックとともに生まれ育ったファッションスタイルのこと。

パンクファッションは、反体制へのメッセージを込めて過激に、ときには破壊的に、挑戦的な意志をもったスタイルである。パンクが誕生したとき、世界はその過激さに賛否両論だった。暴力的な詩とメロディが持ち前のロックミュージックと、パンクファッションは一体になって世界に波及した。たとえば革のジャケットやパンツを愛用し、破けたジーンズをはき、服にペンキを塗ったり、安全ピンや剃刀をアクセサリー代わりに用いたりした。
近年、再ブームが騒がれる一方、ソフィティケートされたロックやパンクに派生し、ロマンティック・パンク、クラシック・パンクといった新傾向も生まれている。


パンタロン
パンタロンとは、長ズボンやパンツ類をさすフランス語。日本では裾広がりの長ズボンを呼ぶ。

パンタロンは、語源はイタリア喜劇。長ズボンをはいて道化役を演じた俳優の名前から由来している。フランス革命以後、キュロットに代わって女性が着た男性用ズボンで、細く足にぴったりしたものや、ゆとりのあるデザイン、かかとにかけるベルトがついたものなど、さまざまなデザインが登場。1800年頃からフランスに現れ始めた。日本では1967年頃から1970年代初期に婦人用タウンウェアとして流行した裾広がりの長ズボンをパンタロンと呼んでいた。そのため、今も裾広がりのデザインの総称のように使われることもある。


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